AKBのダンスバトル2

 AKB内でガチのダンスバトルをするという面白い企画から一年ほど経って、またダンスバトルの企画があるというニュースが目についた。
 
これは観ねばなるまい。
 AKB嫌いの
僕には相変わらず、誰はダンスがどうとか言われても、前回も出ていたチーム8以外、出ているメンバーが一人もわからない(笑)
 
ただ、チーム8もメンバーが一人変わっていた。

 観ねばなるまい、と思いつつも、やはりちょっと冷めた感覚はあった。
 
前回は、初めての企画ということもあって、出ているメンバーの気迫が感じられたし、チーム8のフレッシュ感も作用して、面白く観れれました。

 でも今回は二回目の企画。
 ある程度、予定調和的なシナリオ臭も感じてきます。
 チーム8も、素人集団とはいえ、結成からそれなりに時間が経ち、もう新人ではなくなっています。
 それに、前回のダンス企画で優勝しているから、ただの素人ダンスではないことはもう知られています。

 そうなると、期待値が上がってしまっているため、普通に上手に踊った程度では、前回のようには盛り上がれません。
 AKBファンであれば、ただ推しメンが出ていれば楽しめるのかも知れませんが、ファンどころかむしろ嫌いな僕としては、本当に面白いダンスをしてくれないと、楽しめない。

 そういう意味で、あまり期待しないで観たわけですが…

 …チーム8のやつら、やっぱすげえよ!
 
いやまじで。

 踊りが上手いのはもう知っているので、前回のような驚きは得られないだろう、「ふーん」で終わるだろうな、くらいにタカをくくっていたのに、ダンスに惹きこまれてしまいました。

 今回は、鳥取の田舎娘・中野郁海さんがすごかった。
 青森の田舎娘は相変わらず上手かったし、それが全体のテクニカルなイメージを上げていますが、中野郁海さんの動きの良さ、というか表現力が際立っていました。

 なんやねん。この表現力。

 曲芸的な巧さとかじゃない。
 
たぶん、技術やキレでは、やっぱり青森の田舎娘のほうが上なんじゃないかと思います。
 でも、鳥取の子の腕の動かし方や体の使い方、顔の表情といった、全身で作り上げるビジュアルのようなものが、ダンス全体を立派な「表現作品」にしている。
 今回は全体的に技巧的な動きは少なく、体のしなりとか細かな指先の表現とか、そうしたもので魅せていて、それが素人目にも伝わるくらい上手い。
 ある意味、期待を裏切られましたよ。
 「所詮AKBの学芸会」とバカにするつもりで観ていたのに、チーム8のダンスには感動させられてしまった。

 審査員も絶賛してましたが、違和感ナシ。
 司会の芸人が言葉に詰まっていたのも、たぶん演技じゃなくて本当だろう。
 観ている他のAKBメンバーも、目を丸くして感動を隠せなかったり、暫定王者に座ってる二人も、右側は完全に参りました状態で満面の笑みだし、左側は「こんなん勝てるわけない」とばかりに、ポカーンと唖然として固まっていた。

 最終的に今回もチーム8優勝しましたが、チーム8の三人が踊った時点で、ああこれ優勝だな、って思いました。

 今回は最初からチーム8に連覇させるつもりだったのか、負けるのが嫌で出なかったのかわかりませんが、前回のような明らかにダンス自慢の先輩メンバーっぽいのは出てなかったのが残念でしたが、誰が出てこようが、シンプルに観ていて楽しめるダンスでした。

 AKBでも、こんなこと出来るんですなあ。見直しましたよ。
 
てか、あれだけ人数いれば、これくらいの人材いてもおかしくないか(笑)

 でも、これって企画としては面白かったけど、今後のアイドル活動としてはどうなんでしょうね。
 
ネットの反響見ても、絶賛の声もあれば、アイドルにガチダンスなんて期待してない、という意見もありました。
 
わからなくもない。
 そもそも、アイドルって、ダンスは所詮オマケのような気もする。
 「AKBにはもったいない」という意見もありましたが、現実的にはダンスだけで食っていくとか、かなり微妙な世界の気もするし、ぶっちゃけアイドルやってるほうが人気も収入も高いんじゃないだろうか。

 でもまあ、今回も、単純に企画としては、AKB嫌いの僕ですらず観てて本気で面白かったという、良い企画だったと思います。

 

 


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