「いとこのビニー」

 1992年の映画です。
 僕がまだ子供の頃、父親が洋画をビデオに録画してため込んでいたので、それをヒマな時に観ていてとても面白かった映画の一つ。

 観た当時はまだ大学生の頃でしたが、映画マニアの友人に聞いてみたら、知る人ぞ知るB級映画の傑作だそうな。 
 
それをまた最近、あらためてDVDを借りて観たわけですが、やっぱり面白い!

 いわゆる法廷モノの映画です。

 殺人罪に問われたいとこの無実を証明すべく、 ニューヨークからやってきた弁護士ビニーと検事と法廷バトルがみものです。

 前半は若干グダグダなところがあり、正直それほど面白さは感じないのですが、 そのグダグダ感がある意味伏線となって後半の盛り上がりを引き立てていて、 トータルではかなりの完成度を感じさせる映画です。

 法廷モノといっても堅っくるしいストーリーではなく、 ところどころにギャグが散りばめられ、映画としてはコメディ作品に分類されています。
 だから、あまり高度な論理的完成度を期待すると、つっこみどころがいっぱい出てきてしまいますが、リアル半分ギャグ半分の漫画を読むような気持で観れば楽しめると思います。

 主演は、「ホーム・アローン」や「リーサル・ウェポン」などにも出ている、小柄な俳優ジョー・ペシ。
 彼の演技はほんといい。
 前半のダメっぷりは本当にナチュラルで、後半に切れ者に変貌していくところでは、オーラまで変わって見えてくるから不思議。

 助演のマリサ・トメイは、この映画でアカデミー助演女優賞を受賞しましたが、個人的にこの映画でいい味出してると思ったのは、いけ好かない感満載の演技をした裁判官のフレッド・グウィン。裁判後の笑顔はとても素敵でした。

 あまり話題にのぼらない映画かも知れませんが、なかなか良い映画です。
 

 


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