口コミグルメサイト・ブログに思う

ネット社会になり、色々な店の感想を、
口コミサイトや自身のHP・ブログなどで
誰でも簡単に発信できるようになりました。
   
良質な記事もありますが、
素人の勘違い批判から、
業者の提灯記事まで玉石混交なので、
そうしたカオスな状況を
苦々しく思っている人は多いようです。

有名な口コミサイト「食べログ」などは、
お金をもらった業者による提灯記事や、
有料会員を優遇する情報操作の実態が明るみになり、
そのことが叩かれたりもしています。

でも、個人的には、素人のいい加減な記事も、
業者のヤラセも、それ自体は別にいいんじゃない?
と思います。

なぜなら、そんなのは、今にはじまったことじゃなく、
昔から雑誌の記事にだってあったことだからです。

それよりも、一番良くないのは、
事実無根の「嘘」や、間違った知識で、
良い/悪い風評を広めることではないでしょうか。
そういうことを、誰でも簡単に広められてしまう。
それが一番の問題だと思います。

例えば、使ってもいない食材やメニューを書いたり、
受けてもいないサービスを架空で書いたり、
普通に食べれば5,000円くらいするのに、
3,000円くらいでお腹いっぱいになる、
というような誇大広告は悪質です。

こんなのは、もはや口コミのあり方の話ではなく、
本来、景表法にひっかかる違法行為レベルの問題です。
でも、ここまで明らかな詐欺商法に対しては、
今後おそらく、取り締まりが進むことでしょう。

しかし、それよりも気になるのは逆のパターンで、
例えばサービスに不手際があったことに腹を立てて、
実際の料理はちゃんとしていたのに、
おかしな料理を出されたとか、
あることないことを悪く吹聴することです。

不愉快なことがあった腹いせに、
わざと店の悪評を言って、
その店にダメージを与えてやろうと、
意図的にする人っています。
 
こういうのは、口コミのあり方以前に、
人としてどうなの?って思います。

事実のやりとりとは違うことを書いて
相手を貶めようとするのは、悪質だと思います。

腹が立つことがあったら、
悪く言いたくなる感情はあるでしょう。
でも、人間関係と同じで、
意図的に悪口を広める心理というのは、
微妙な気がします。

「自分のような被害者を増やさないため」
という正義感?をタテにする人もいますが、
「あいつは性格悪いから付き合わないほうがいい」
なんておせっかいアドバイスを言ってくる人って、
たいてい、言ってる人のほうが性格悪い気がします。

まあ、そんなことを言ってしまうと、
批評なんて成り立たないので、
悪いことは書いちゃいけないと言うわけではありません。

「人間関係の悪口と商売に対する批評は違う」

と言うかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
本当にその区別が出来ている人はいいと思います。
でも、他人の悪口をいう時と、ブログや口コミサイトに
悪口を書きつける時の動機や、精神的衝動が同じ人は、
たくさんいると思います。

自分のやっていることが、
冷静な批評なのか、恣意的な悪口なのか、
書いている人が一番よくわかっているはずです。

たかが口コミ。されど口コミ。
人として誠実に書いてほしいものです。


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