天然素材の服

 僕は、コットンやウールといった、天然素材の服が好きです。
 
ブランドとかにこだわるつもりはなく、長年色々な服を買っていて、結果的にそうなりました。

 化学繊維というと、ポリエステルやアクリル、ナイロンなどのことです。
 実際はポリエステルといっても品質には幅があり、高品質のものもあるようなのですが、僕のような一般庶民が買う大衆価格ゾーンの服となると、そういう服で使われているポリテステルはたいがいコストを抑えるために使われているだけなので、品質は良くないことが多いのです。

 僕自身、もともとファッションには疎い方で、こだわりなんてなく、見た目いいと思ったら値段だけ見てそのまま買っていたのですが、最近は必ず品質(素材)表示も見るようにしています。

 何故そうなったかというと、お洒落に興味がなかったからこそ、同じ服を何年も着続けていたら、服によって、着心地が良くてお気に入りになっているもの・あまり着なくなるもの、長く持つもの・持たないものといった違いがはっきりあることに体感的に気付き、良い物はたいてい、コットン(綿)やウール(毛)100%の、天然素材に服であることが多いのです。

 例えば、2011年から始まったスーパークールビズで、ポロシャツを何着も買ったのですが、毎日ポロシャツを着回していると、着心地の良いものとそうでないものがあるのを無意識に感じ取っていました。

 あるポロシャツだと、家に帰ってきたらすぐに抜いで着替えたくなるのに、あるポロシャツだと、少々汗をかいたとしても、そんなに気にならず着続けている自分がいることに気付きました。

 で、ある日ふと品質表示をタグを見ると、すぐ着替えたくなるシャツはポリエステル混のもの、そのままでも気にならないものは綿100%のものだったのです。

 それで他のシャツ類でも、何となく着心地が良い気がして、よく選ぶことの多いものを見てみると、やっぱり綿100%で、あまり選ばないものはポリ混のものでした。

 持っている服をさらに色々見てみると、買ってからたいして経っていないのに毛玉が立ってしまったワイシャツはポリ混のもので、安定していて肌触りが良いシャツは綿100%。

 同じように、セーター類でも、暖かくて着心地が良くて気に入ってるものはウール100%で、何となくざらつくように感じたり、暖かくならないものは、アクリル製のものだったりしたわけです。

 そんなことに気付いてからは、服を買う時には必ず品質タグを見るようになりました。

 テーラードジャケットを買う時も、基本的には天然100%のもの。
 裏地はキュプラが良いですね。キュプラは再生繊維ですが、ポリエステルとは着心地が違います。静電気も発生しない。値段は高くなるのですが、せっかくなら良い物がいいかなと。コートの裏地もキュプラのものを選んでます。

 ただ、夏用のテーラードジャケットについては、ある程度のクラスのものであれば、ポリ混もありだと思っています。
 というのも、夏向けの生地として定番のコットンやリネン100%のジャケットは、シワになりやすいからです。
 イタリアなどではそうしたシワも服の表情の一つでお洒落、とか言うらしいですが(ほんとか??)僕は、あの薄手のジャケットが
シワシワになっている状態があまり好きじゃない。

 初夏のあたりから着る人の多くなる、ベージュのコットンのジャケットとか、薄くて軽そうではあるけれど、すぐシワになってしまい、そうしたシワの入ったジャケットを着ている人を見て、どこがみすぼらしい感じがして、もともと嫌いだったからです。

 もちろん、毎日クリーニングに出せば良いのでしょうけど、自分はそんなブルジョワじゃないし、といって毎日アイロンなんてかけるの面倒くさいし。

 なので、ポリエステルが少々入ってるほうが、形が安定してシワがつきにくいので、薄手のテーラードジャケットは、10%〜15%くらい化繊の入ったものなんかも持っています。
 また、雨の日もポリ混のジャケットにしています。天然素材は雨に弱いので…

 良い物を買おうとすれば少々高くはつきますが、自分の場合、お金がかさまないための努力として、体型が変わらない努力をしているので、いまだに学生時代の服が着れます(笑)
 よく、年齢とともにウェストがだんだん苦しくなって、スーツやズボンを何度も買い替えた、という話を聞きますが、自分はそういう理由で服の買い替えに迫られたことは一度もありません。

 僕はモードとか奇抜なデザインには興味がないので、スタンダードなデザインの服を選べばトレンドに左右されずいつまでも着れるし、体型さえ維持していれば、良い物を買って長く使うほうが経済的で、一年に一〜二着増やすだけでも種類がどんどん増えていき、結果的にお洒落にもつながると思っています。
 

 


 →TOPへ