ユニクロ

 ユニクロって、自称「お洒落さん」の間では評価が分かれるブランドです。
 確かに、ファストファッションのブランドなので、高級な服ではないし、デザインもシンプルでお洒落感には欠けますが、ZARAやH&Mとの違いは、品質が良いことです。
 デザインにコストをかけない分、品質にコストを集中し、安いながらも良質な服が多いです。

 もともと個性的な服装を好まず、ベーシックな服を好むコンサバ系の人には評価され、トレンドや尖がったデザインを好む人には支持されないのがユニクロです。

 だから、「彼氏がデートにユニクロの服で来たので別れたいです」というようなネタ話が成立するわけです(笑)

 そうはいっても、概ねユニクロは人気。
 どれだけファッションオタやお洒落気取りの大学生が批判しようとも、週末の混み具合や、世界中への出店状況を見れば、支持している人がマジョリティなのは明らか。

 ただ、そうはいっても気になるのが、いわゆる「ユニかぶり」です。

 ユニクロユーザーは多いだけに、全く同じ服を着ている人に遭遇する確率は高い(笑)
 別に悪いことをしてるわけじゃないけど、あまり嬉しくない瞬間です(笑)

 なので、アウターではユニクロは選ばない、って人は多いようですね。僕もそうです。
 けど、インナーで着るヒートテックなんてめっちゃ優秀だし。ユニクロ最高ですよ(笑)

 ただ、最近ユニクロの質が落ちたと言う人が多いけど、これは仕方がないように思います。
 材料費の高騰や、製造している中国の人件費の高騰、為替の問題などを考えたら、昔と同じ値段で同じ品質のものが作れるわけがありません。

 数年前、明らかに値段が上がった時があった。
 いや、値上げしたと言うよりも、高価格帯の商品にしぼり、低価格帯の商品はGUに特化する、といった感じで、当時、ユニクロがそういう戦略に舵を切ったとか、ニュースにもなっていた気がします。

 しかし、当時の世間での反発はすごかった。
 「ユニクロのくせに高い」
 「調子こいてる」
 「安さで売れてるだけなのにブランドが上がったと勘違いしてる」
というような論調の意見が多く、とにかく不評だったように記憶してます。

 確かに自分も、「あれ?ユニクロってこんなに高かったっけ?」と思ったし、もともと○○円くらいで買えるだろうと思って買いに行ったのに、想定した金額で買えるものがなかったために、結局何も買わないってことがしばしばありました。

 でもこれって、よく考えれば、決して調子こいてるわけじゃなく、ユニクロにとっては必要な戦略だったのでしょうね。

 おそらく、値上げしたと言うよりは、これまでのユニクロユーザーに対して、期待されている品質を守ろうとしたら、価格を維持することが難しくなったため、ブランドを守るためにそうしただけだったのではないか?と思います。

 でも、実際の消費者は、値段ばかりに目がいってしまいました。
 リーマンショックとかで、景気が後退していた背景もあったと思う。
 これが、多くの消費者心理だったのでしょうね。

 それで結局、ユニクロは安価なラインを次々と復活させ、元の「お手頃価格のユニクロ」となって、業績も持ち直しました。

 でも、そのあたりから、品質は明らかに下がったのは間違いないと思います。
 価格を優先した以上、仕方なかったのでしょう。

 昔に比べて、明らかにペラい生地になっていたり、いくらユニクロでもここまでしょぼかったっけ?というくらい、貧弱な仕上げのものが増えた。

 10年前に買ったユニクロの服は、今でも着れているのに、最近のものは短期間でだめになってしまうようなことが多くなった。

 改めて考えて、どっちの路線が良かったのか?
 というと、複雑な心境です。

 まあ、景気が回復してるといっても、一般大衆の所得は上がっていないので、ビジネスとしては低価格路線が正しいのだと思いますが、品質に関するブランドイメージは、昔より下がってしまったでしょうね。
 でも、品質に固辞していたら、今の売上はなかったかも知れません…

 ブランドのポジショニングって難しいですね。

 

 


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